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UiPath変数について

Posted in RPA, and UiPath

Last updated on 2020年6月20日

ニャー

うん⁉

変数ってなんですかニャ?


はい、雑なやり取りから入りましたが、みなさんこんにちは。

RPAツールといえば、ITと知識がなくても簡単に素早く自動化を行えてしまうというのが謳い文句です。

しかし、それにつられ何の知識もない方々が取り組み始めた結果たどり着くのは殆どのケースにおいて挫折です。

そしてその原因のほとんどは、変数/ 引数 もしくは VB.Netメソッド に関連するものだと感じています。

今回は、その中でも最も基本となる変数について扱ってみたいと思います。


変数の理解

変数とは何でしょうか。

Wikipediaを参考にしてみましょう。

プログラミングにおける変数(へんすう、: variable)とは、高水準言語プログラムソースコードにおいて、扱うデータを読み書きする記憶域 (storage) のことであり、固有の名前識別子)によって識別される。変数を用いることで、データを一定期間記憶し必要なときに利用することができる。

Wikipedia

プログラミングと書かれていますが、そこはRPAと置き換えて頂いても問題ありません。

色々日常では使わないような言葉も利用されており混乱されるかもしれませんが、簡単に言えば変数とは何かしらの値を保持しておくことができる仮想的な入れ物といえます。

入れ物である以上好きなときに(値を)入れたり、また必要なときに(値を)取り出すことができるとかんがえてください。

また、入れ物がたくさんになってしまい見分けがつかなくなるのを避けるために、それぞれに名前をつけることができます。

変数は、入れ物なんだニャ
あとで使うときのために値を入れてとっておくことができるニャ
僕は、非常食でもいれとくかニャ


変数を利用するメリット

いままで変数という言葉を耳にしたことがない方から受ける質問で多くを占めるのが、「変数のメリットって何?」という質問です。

個人の経験からの話となりますが、RPAで変数を利用するメリット次の通りだと考えます。

  1. 複数回利用する必要がある値を一元管理できる
  2. 命名することで値を利用するより全体をわかりやすく組み立てすることができる
  3. より高度な開発を行うことができる

複数回利用する必要がある値を一元管理できる

真っ先に思いつくメリットこの一元管理です。

変数を利用しない場合の方法として、実際の値を直接書き込む方法があります。

もちろんこれ自体は何も問題ではありません。

しかし、もしこれが複数箇所で利用する値であり、定期的に変更が加えられる可能性がある値であった場合どうでしょうか。

開発したワークフロー全体の中からこの値を利用した箇所をすべて見つけて書き直す必要が出てきてしまいます。

変数を利用すれば、たとえ利用する値が変更されたとしても変数の既定値一箇所の変更で済ませることができます。


全体をわかりやすく組み立てすることができる

これは第三者視点で考えてみてください。

例えば、郵便番号の入力処理を行うワークフローを開発する際、"100-0000" と直接数字で入力するのと変数を使い" 郵便番号" と入力するのではどちらが処理内容をイメージしやすいでしょうか。

個人差はあるかもしれませんが、処理内容を知らない第三者からすれば明らかに後者だと思います。

「あ、郵便番号を処理で使っているんだな」と容易に想像できると思います。

RPAを使い始めたばかりの方は、日常業務で利用している実際の値を書き込んでしまっているかもしれません。

他の人にもわかりやすくという点も考慮するのであれば、名前をつけた変数の利用も検討してみてください。


より高度な開発を行うことができる

変数を利用することで動的な処理の開発を行うことができる様になります。

動的な処理とは、流動的に処理の一部が変わることを意味しています。

わかりやすい例が、処理日付を入力する必要があるシステムなどがそうでしょうか。

処理日付は、毎回値が変わるため実値で開発を行うことができません。

この場合は変数を利用し、実行の段階で値を取得するような開発を行います。

高度な開発と書いていますが、実際の現場で人が行っている内容の殆どがこれに含まれます。

つまり、今まで人が行っていた業務を自動化する場合はこのような変数の使い方をマスターしておく必要があるということです。


変数の管理

UiPathでは、UiPath Studio の下側にある変数パネルで変数の管理を行います。

[変数] と書かれたボタンをクリックすることでパネルが開閉し一覧の表示が行えます。


変数の作成

変数を作成する方法には2種類の方法があります。

それぞれ一長一短であるため、ケースバイケースで使い分けてください。

  1. 変数パネルを利用する
  2. 【ctrl】+【k】を利用する

変数パネルを利用する

変数パネル上の変数を作成ボタンをクリックすることで新しい変数の作成を行うことができます。

変数の名前、変数の型、変数のスコープをすべて適切に選択する必要があります。

それぞれのパラメータの役割は次のとおりとなっています。

特に、変数の型については、最初不慣れ時期においてエラーの原因となるケースが多いです。

少しずつで良いので型の種類を意識し、覚えながら開発をすすめてみてください。



【ctrl】+【k】を利用する

もう一つの方法として、【ctrl】+【k】のショートカットキーを利用する方法があります。


これはUiPathの各アクティビティの値が設定可能な欄において、【ctrl】+【k】を押すことで変数を随時作成する方法となります。

この方法の特徴として、変数の型が適切な型に自動的に設定され、スコープが最も狭い範囲に設定されます。

変数の型が自動的に設定されるため便利ですが、スコープについては最も広い範囲へ変更し直すことをおすすめします。


変数の理解がスタートライン

今回は、変数とはから始まりUiPathにおける変数の管理・作成方法について書いてみました。

個人的な意見としては、変数を使わずに実業務の自動化を行うことは不可能だと思っています。

「働き方改革だ」「業務効率化だ」「自動化だ」と世間では叫ばれていますが、人の行っていた業務を自動化することはそう簡単なことではありません。

単純そうに見える業務でも、その中ではいろいろなルールに従っており、時には人の判断が伴っていたりします。

そのような業務を自動化する上で必要となる最初の知識がこの変数だと考えています。

その理解を助ける上でこの記事少しでも参考となれば幸いです。

ご不明点等あれば気軽にコメント等ください。(Twitterでも構いません)

今回も、最後までお読みいただきありがとうございます。

では。

参考


いちばんやさしいRPAの教本

RPAの基本的な事柄が網羅的に書かれています。

詳しいことが知りたい方には物足りない内容になるかもしれませんが、RPAのことを大まかに把握したいという方には非常に良い本かと思います。

Kindle Unlimitedで実質無料で読むことができます。


UiPathアカデミー

実践あるのみという方、すでにある程度利用経験がある方はRPAベンダーであるUiPath社が提供している無料Eラーニングである UiPathアカデミー をオススメします。

2020年度にリニューアルされ更に体系的に整理されています。

UiPathは個人で利用する分には無料なので利用してみてください。

※書籍もあるようですがツールのアップデートが早いためおすすめしません


単行本(ソフトカバー): 208ページ 出版社: インプレス (2018/10/15)
単行本(ソフトカバー): 192ページ 出版社: インプレス (2019/2/7)

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