Last updated on 2020年12月31日
ふっくら猫さん、自動化のき先月の最終日を利用したいときってない?
あるにゃー
会計処理でシステムに月の最終日を打ち込む必要があるにゃー
そうだよね
そのときどうやって月の最終日求めてる?
にゃ......(察しろ)
はい....
こんにちは、エピックです。
今回は先月の最終日の取得方法について書いていきます。
会社に勤めていらっしゃる方に質問ですが、月の最終日を利用することって多いのではないでしょうか。
経理、総務また調達なんてされているかたは、先月の集計をされる業務も多く最終部を利用して〇〇...という作業も多いと思います。
ところで、この最終日の取得 Uipath では、どうやるのでしょうか。
方法は、たくさんあるのですが一番分かりやすい方法を一つご紹介したいと思います。
最終日の取得、それは -1日 を計算すること
ヘッダーに思いっきり書いてしまいましたが、先月の最終日は今月の 1日から-1を計算することで求める事ができます。
そうなんです、日付というのは計算することができるんです。
今月の1日を取得
まず、今月の1日を取得する必要があります。
代入処理を用いて、日付を取得しましょう。
あらかじめ変数を作成しておきます。
例では「日付」という変数を定義しています。
型を DateTime型 にする点に気をつけてください。
代入の右に下記の式、左に DateTime 型 の変数を指定します。
//代入の右の枠に下記の式を記入
new DateTime(Now.Year, Now.Month, 1)
これで、DateTime 型での実行月(今月)の最初の日付を取得することができました。
日付の引き算を実施
DateTime 型の状態であれば、日付の計算を行う事ができます。
今回は、例でメッセージボックスを利用してみましょう。
先程、定義した変数にピリオドをうつと、利用可能なVB.Netメソッドの一覧が表示されます。
その中に、AddDay という文字がありませんか。
それが日付の計算で利用するメソッドです。
見つけたら、メッセージボックスに次のように記入してみてください。
//メッセージボックス下記を記入
変数.AddDays(-1).ToString("yyyyMMdd")
後ろの ToString("yyyyMMdd") は、わかりやすい表示を行うために文字列型に変形するため利用しています。
AddDay の他にも次のようなメソッドを指定することで、違った日付の計算を行うことができます
AddYears | 「年」を操作 |
AddMonths | 「月」を操作 |
AddDays | 「日」を操作 |
AddHours | 「時間」を操作 |
AddMinutes | 「分」を操作 |
AddSeconds | 「秒」を操作 |
AddMilliseconds | 「ミリ秒」を操作 |
結果の確認
確認のために実行してみましょう。
ちなみにですが、これを書いているタイミンでは2020年の4月となります。
(今後の備忘録として、現在東京はコロナウイルスのため緊急事態宣言発令中です)
しっかり先月の最終日が表示されましたね。
日付の扱いは少し難しい
日付を扱う際に、DateTime型という変数の扱いおよびVB.Netメソッドの活用が必要となるため少しハードルが高いです。
本当のところRPAはこの辺も含め隠蔽してくれればいいのですが、どうもそこまでは至っていないようです。
しかし、この変数の型の理解とVB.Netメソッドのちょっとした理解さえしてしまえば UiPath を業務で使いこなすには十分といえます。
「まだ、難しいな...」と考えている方も、「これで終わり!」という意気込みで取り組んでみてください。
業務自動化の即戦力となるのもすぐそこの未来のはずです。
というわけで、今回は先月の最終日の取得方法およびその関連メソッドについて少し紹介となりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では。