Last updated on 2022年8月11日
業務自動化といえばブラウザ操作ははずせませんよね。
社内システムはブラウザからアクセスする場合がほとんどですし、最近はクラウドサービスなんかも当たり前になってきました。
そして、ブラウザ操作といえば、検索・入力・クリックです。
UiPathではこれらの自動化操作が用意されており簡単に自動化することができます。
本記事ではGoogleで検索するという非常に簡単な目的を等してどのようにブラウザを自動化するのか紹介したいと思います。
ブラウザ操作→「検索」「入力」「クリック」。。。
Contents
ブラウザの自動化で使うアクティビティ
UiPathで一つ一つの操作をブロック化したものをアクティビティといいますが、「検索」「入力」「クリック」これらは単一のアクティビティとして定義されています。
今回はブラウザ操作ということで次のようなアクティビティを利用します。
- [ブラウザーを開く]アクティビティ
- [文字を入力]アクティビティ
- [クリック]アクティビティ
ブラウザーを開く

名前の通りブラウザを開くアクティビティになります。
URLを指定してサイトを直接開けるほか、利用するブラウザを「IE」「Chrome」「FireFox」「Edge」から選ぶことができます。
文字を入力

対象箇所を選択して文字列を入力するアクティビティになります。
UiPathは構造的に場所を指定することで入力箇所を設定することができます。
カーソルを合わせた際に青くなった箇所を選択です。
プロパティパネル(右のパネル)から様々なオプションを利用できますが、「フィールド内を削除」は利用することが多いです。
これをチェックすることで入力の際に事前に入力箇所をクリアしてくれます。
クリック

このアクティビティはアクティビティ名の通り選択箇所をクリックします。
ブラウザに限らずシステム(アプリケーション)の自動化においても利用する利用頻度の高いアクティビティです。
オプションとして、「クリックをシミュレート」というものがあります。
処理をシミュレートにすることで処理自体がAPIを通したバックグラウンド処理で行われ処理が高速化されます。
アプリケーションにより動作しない場合もあるのでその場合はチェックを外してくださいね。
その他クリックの要素により、「クリックの種類」や「マウスボタン」等も選択することができます。
動画で説明してみる
上記のアクティビティを利用し、Googleで”抹茶アイス”を検索自動化を行ってみました。
非常に簡単ですが応用の効くないようだと思いますので色々試してみてください。
おまけ:IE以外での自動化
【ブラウザを開く】では、IE以外の他のブラウザを利用することもできます。
現場等で「Chromeしか使えない!」という場合などでも困りませんね。
設定手順は次のとおりです。
- UiPath自体に拡張機能の追加
- 各ブラウザにアドインの追加
UiPathへの拡張機能の追加は、スタート画面の「ツール」より行うことができます。
おまけ:ブラウザウィンドウの最大化
ブラウザをウインドウを最大化するには[ウィンドウを最大化]アクティビティを使用します。
ブラウザを起動した際のウィンドウのサイズは利用状況より異なっている場合があるのでブラウザ自動化の際は都度このアクティビティを入れる方がよいです。
画像での処理を入れている場合は特に気をつけたい点になります。
最後に
はい、いかがだったでしょうか。ブラウザの自動化ってこんなに簡単にできるのか‼と感じたかもしれません。是非自動化の現場で活用してみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
ご質問等はコメントにていただければと思います。
では。