Last updated on 2023年2月24日
PRAでの自動化(開発)をする際ですが、RPA特有の言い方として「ワークフロー」や「シナリオ」を開発するという言い方をしますよね。
UiPathでは「ワークフロー」でしょうか。
UiPathでは多種多様なアクティビティを組み合わせることでワークフローを開発しますが、そのつなげ方には大きく”シーケンス”と”フローチャート”という2つの方法があります。
この記事では、UiPathが用意している2つのワークフローについて紹介します。
ワークフローには「フローチャート」と「シーケンス」がありますよ。
ワークフローの種類と特徴
UiPathで利用するワークフローには主に次の2つのアクティビティがあります。
- シーケンス(Sequence)
- フローチャート(Flowchart)
UiPathでの開発では必要に応じてこれらを使い分け開発を行っていくことになります。
実は、ステートマシン(State Machine)というワークフローもありますが、開発では使用頻度が低いため省略します。
シーケンス(Sequence)

シーケンスとは、上から下へ向かって処理が直線的に行われていくワークフローになります。
シーケンスの語義にあるように、上から順番・順序通りに処理が行われます。
処理の流れが定義されているため、行いたい処理通りに上からアクティビティを配置していくかたちで開発を行っていきます。
ある程度のまとまった処理をブロック化しておくことで、処理全体の流れをわかりやすくまとめておくことという使い方ができます。
もちろんまとめてコピー・ペーストが可能です。
一方、一つのシーケンス内で複雑な処理行ってしまうと開発画面上非常に見づらくなってしまうことがあります。
そのような時は、必要に応じてアクティビティを[折りたたむ(T)]し、視界上の不要な情報を減らすことで解決します。
フローチャート(Flowchart)
UiPathのもっとも特徴的なワークフローと言ってもいいのがこのフローチャートになります。
配置したアクティビティ間を矢印で結ぶことによって処理の順番が設定されます。
視覚的に処理順序が把握できるため、処理の全体像をつかみやすいというメリットがあります。
結局どちらを利用すればよいのか
個人的にですが、処理全体をフローチャートで記述し、その中で行う具体的な処理をシーケンスで記述するという方法が可読性・保守性の観点から優れていると考えています。
補足として、開発した別のワークフローを呼び指す際は、【ワークフローを呼び出し】アクティビティを利用します。
このように開発をすることで処理内容を知らない第三者がみてもすぐに概要を掴むことができ、エラーが起こった際どの処理(どこのシーケンス)でエラーが起こったのか把握し対処へ早急につなげることができます。
もちろんこれだけでなく注釈をつける等の工夫は別途必要でしょう。
他人がわかるような開発・ドキュメントは大切にゃ
最後に
今回はUiPathの開発の基本となるワークフローについてでした。
フローチャートとシーケンスがありますがそれぞれ一丁一旦があるので開発の際は使い分けをしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では。