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【UiPath】リモートデスクトップを自動化する

Posted in ノート

Last updated on 2022年8月9日

ほとんどのRPAツールでは画像ベースでリモートデスクトップ先のPCの自動化を行うことができます。

ただ、画像ベースで自動化をしたために思わぬエラーに出くわしてしまうことも多いと聞きます。

あまり知られていないのですが、UiPathではリモートデスクトップ上の操作を構造的に自動化する仕組み(拡張機能)が用意されています。

今回は、その機能について設定方法を踏まえ紹介してみたいと思います。


リモート先でも構造認識による自動化が行えてしまいます!

本記事では、UiPath Ver 2021.10.4 を使用しています。

使用するコンポーネント

リモートデスクトップ上の画面を構造認識させるためには、クライアント端末およびリモート接続対象の端末それぞれに必要なコンポーネントをインストールする必要があります。

  • クライアント端末側:拡張機能をインストール
  • リモート接続先の端末側:Remote Runtime をインストール

クライアント端末側(ロボット実行側)

クライアント端末側には、「Micrososft リモートデスクトップとアプリ」の拡張機能をインストールする必要があります。

インストールですが、何か特殊なサイトよりダウンロードを行う必要はなくUiPath Studioの[スタート]-[ツール]よりインストールを行うことができます。

インストール後は、一度リモート接続を切断し、再度接続を行うことでこの機能が有効となります。


リモート接続先の端末側

リモート接続先の端末には、「UiPath Remote Runtime」というコンポーネントをインストールします。

このコンポーネントは、UiPathの統合インストーラよりインストールを行うことができます。

その際ですが、利用する統合インストーラごとに「UiPath Remote Runtime」のバージョンが異なるため、クライアント端末側で利用しているUiPathのバージョンを確認した上でインストールを行ってください。

特定のバージョンのインストーラが必要となった場合は、営業やサポートに問い合わせるのが良いと思います。


リモートデスクトップ自動化の仕組み

リモート環境を構造認識する仕組みですが、クライアントおよび接続先にインストールしたコンポーネントが仲介役となり構造データを含んだデータのやり取りを行います。

行われるやり取りは次のようになっています。

  1. 実行されたRobotが自動化に必要なコマンドを情報パッケージとして、インストール済みのWindowsリモートデスクトップ向け拡張機能に送信する
  2. その拡張機能は、情報パッケージを ICA仮想チャネルを使用してリモートデスクトップマシンにある UiPath Remote Runtime コンポーネントに転送する
  3. UiPath Remote Runtime コンポーネントが、同環境にインストールされた Robot Executor に自動化の操作を指示する
  4. 画面上の自動化が行われる

リモートデスクトップ自動化の設定手順

リモートデスクトップを自動化するための設定手順は次のようになります。

半分はインストール作業ですね。

  1. 接続先端末へ「UiPath Remote Runtime」をインストール
  2. クライアント端末へ「Microsoftリモートデスクトップとアプリ」の拡張機能をインストール
  3. リモートデスクトップ接続をし確認

UiPath Remote Runtime をインストール

接続先端末へ「UiPath Remote Runtime」のインストールを行います。

インストール手順は非常に簡単で統合インストーラより、UiPath Remote Runtime のインストールを選択するのみとなります。

JavaやChromeの自動化を行う予定の場合は、インストールクリック後に表示される画面にて追加インストールを行う必要があります。


クライアント端末へ[Microsoftリモートデスクトップとアプリ] をインストール

拡張機能のインストールは、UiPath Studio [スタート]→[ツール]→[拡張機能]よりインストールを行うことができます。

リモートデスクトップ上を構造認識させる場合ですが、解説をした通りコンポーネント同士が仲介し自動化を行います。

こちらで行った操作をリモート側が認識できなければなりません。

そのため注意する事項としてバージョンの整合性があります。

インストールされている基本ライブラリUiPath.UIAutomation.Activities パッケージのバージョンと、UiPath Remote Runtime とドライバーバージョンが互換性のあるペアとなっている必要があります。

同様のインストーラを利用している場合は、問題有りませんが別々のインストーラを利用している場合は次の表を参考にダウングレードする等対応する必要があります。

下記の表を参考にしてみてください。

リモートデスクトップ接続し確認

インストールができたら、リモートデスクトップ接続をし対象を認識できているか確認をしましょう。

イメージとしては次の用になるはずです。


最後に


UiPathでのリモートデスクトップ環境を対象とした自動化の方法について解説しました。ぜひ今回の記事を参考に構造認識でのリモートデスクトップ環境の自動化へチャレンジしてみてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

では。

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