どうも、エピックです。
さて、Macを私生活で利用をはじめてから3年が経過しましたが今までディレクトリについてあまり考える機会がありませんでした。
それでもエンジニアかという声が聞こえてきそうですが。。無かったものはなかったのです!
そんな反省も含めMacのディレクトリ構成について、(理解の及ぶ範囲で)簡単に書いてみたいと思います。
スラッシュ(/) と チルダ(~)の違いは基本です
ディレクトリとは
ディレクトリという言葉を使いましたが、馴染み深い言葉でいうと “フォルダ” ですね。
意味は同じなので読み替えても大丈夫です。
ディレクトリは、1つのディレクトリの中にディレクトリがあり、またその中にディレクトリがありのようなツリー構造となっています。
ルートディレクトリとホームディレクトリ
このようなツリー構造において最上位のディレクトリをルートディレクトリ( root directory)と言います。
Windowsで言えば、Cドライブ直下がこれにあたりパスでいうと”C:\” もしくは “C:¥”と表します。
ルートディレクトリの配下のディレクトリには、基本のコマンドをまとめたディレクトリやシステムの設定ファイルを格納したディレクトリなどが置かれています。
これらのディレクトリは変更を加えるとコンピュータの動作に支障をきたすような動作上必須なディレクトリたちです。
もう一つMacには、ホームディレクトリというものがあります。
これはユーザ単位に作成され Desktop(デスクトップ)や Documents(書類)などのディレクトリを含みます。
Windowsのログイン後のフォルダといえばわかりやすいかもしれません。
ルートフォルダ配下のディレクトリーの役割
ルートディレクトリには様々なディレクトリがあります。
参考程度にそれぞれのディレクトリの役割をまとめてみました。
日常使いではここをみる機会はなかなかないですよね。
/ | ルートディレクトリ |
/Applications | 全ユーザが利用可能なアプリケーションが管理されている |
/Users | 各ユーザのホームディレクトリが管理されている |
/Library | 全ユーザが利用可能なアプリケーションで使用される設定が管理されている |
/Volumes | ハードディスクやUSBなどの外部記憶媒体と接続する際のマウントポイントとして利用される |
/System | OSのファイルが管理されている |
/cores | カーネルのコアダンプが保存される |
/bin | コマンドラインで使用する必須コマンドが管理されている |
/dev | プリンタやマウス等の各種デバイスにアクセスするために使用するファイル類が管理されている |
/etc | システム全体用の設定ファイルが管理されている |
/opt | ユーザーがインストールした静的データ、主にプログラムが格納される |
/private | /varや/tmp, /etcの実体が管理されている |
/sbin | コマンドラインで使用する必須コマンドのうちシステムのメンテナンス等に用いられるコマンドが管理されている |
/tmp | 一時的に保存するファイルやディレクトリを配置する。再起動や期間で削除される |
/usr | ユーザが使用するコマンドやマニュアルが配置されている |
/var | ログファイルなどを保存するディレクトリでシステムが利用する |
コマンドプロンプトで覗いてみる
ターミナルからそれぞれのディレクトリを参照してみます。
ディレクトリ移動は cdコマンド。ディレクトリやファイルの一覧表示は lsコマンドを使用します。
cdコマンドを利用する際の、ルートへの移動・ホームへの移動はそれぞれ次のようになります。
- ルート → スラッシュ(/)
- ホーム → チルダ(~)
# ルートディレクトリへ移動
cd /
# ルートディレクトリを表示
ls /
# ホームディレクトリへ移動
cd ~
# ホームディレクトリを表示
ls ~
最後に一言
どうでしたでしょうか、Macのディレクトリ構成伝わりましたか。
ルートとホームの考え方だけでも覚えておくだけでも役立つのではないかと思います。スラッシュとチルダ、覚えておきましょう!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
では。