CKAに受かったのでその話

どうも、エピックです。

ここのとこ業務後や週末を使ってこそこそとCertified Kubernetes Administrator (CKA) の勉強をしておりました。

期間にして3ヶ月ほど。最後の方は週末勉強漬け。。

そして、先日受験をしてきのですが、なんとか1発で合格ができたのでメモとして残しておこうと思います。

今度受けることを検討しているんだよねという方参考にしてください。

業務で経験が有る・無いで難易度が全然違ってくる資格だと感じました。

目次

Certified Kubernetes Administrator (CKA) とは

昨今話題のコンテナ化されたワークロードやサービスを管理する仕組みである Kubernetes の管理者として求められるスキル、知識、および能力を認定する資格です。

グローバルな資格で、Linux Foundation から提供されています。

CKA公式サイト

管理者(Administrator)を対象とした資格であるため kubernetes に関する幅広い知識が求められます。

対象領域とコンピテンシーはサイトに記載されており、私が受験したときは下記のようになっていました。

  • ストレージ10%
  • トラブルシューティング30%
  • ワークロードとスケジューリング15%
  • クラスタのアーキテクチャ、インストール、構成25%
  • サービスとネットワーキング20%

受験を通して感じたこと

まず私の実務経験や知識ですが、Kubernetes はこの試験を受けるまで一度も触れたことがなく、コンテナについても Docker Desktop を個人的な検証環境構築に使うくらいで業務では何も使っていないという kubernetes ビギナーでした。

つまり、The 初心者状態。

そんな状態からこの資格に取りかかった直後の感想としては「Kubernetes 学習コスト高すぎ。。難しくね。。」でした。

誰がこんなものを考えたんだ、天才か。

コンテナのオーケストレーションとか言っているが凡人が使いこなせるのかといった感じです。

とりあえず、覚えることというか独自の仕様が多いんですよね。

正直合格後の今も学習コストの高さは身に染みて感じていますし、もし未経験から目指すのであればそれなりにハードルがある思った方がいいです。

また、合格を目指すという観点では、試験方式もそのハードルの要因となります。

なぜかというとですね、この資格、実際の環境上での実技を求めてきます。

IT資格によっては筆記や選択のみで合格をもらえるものも多々ありますが、この資格は 100% 実技です。

なので、”知っている” ではなくて “できる” が求められます。

もちろん経験によりけりですが、短期間での付焼刃では合格は難しいと感じました。

おすすめの勉強法

他のサイトでもよく言われていますが下記2つを完全に理解できるようにすれば大丈夫だと思います。

書籍を勧めているところもありましたが、今回受験して合格を目指すという点では不要だと感じました。

  • Udemy:
    Certified Kubernetes Administrator (CKA) with Practice Tests
  • Killer Shell:
    試験申し込み後に試験サイトより2回分利用可能

まず、udemy の講座を取りましょう。セールの時がおすすめです。

Udemy「Certified Kubernetes Administrator (CKA) with Practice Tests」

この講座には Kodekloud の環境+プラクティスが含まれておりこれらのプラクティスがスラスラ解けるようになれば合格が見えてきます。

私の場合は、各問題を2〜3回まわし、スラスラ解けるor間違えても何を求められているのかわかる状態まで実施しました。

次に、Killer Shell ですがこれも正直マストだと思います。
CKAの申し込みをするとポータル上からアクセスができるので別途購入する必要はないです。

Killer Shell

理由としてはまず環境に慣れることができる唯一の手段だからです。

上でも述べたようにCKAの試験は実技です。
さらに詳細を言うと、受験時に PSI SecureBrowser をインストールさせられ、そこからアクセス可能な環境上での操作が求められます。

画面としては、左側に設問右側に仮想デスクトップが表示されるようなインターフェースなのですがイメージつかないですよね。だからこそ、慣れるために Killer Shell も必須だと思います。

もう一つですが、Killer Shell は難しいです。本番の試験の比ではないですが、これが本番前のよい準備になります。

これも他のサイトでも述べられていますが、今回受験後だから言いますがほんとそう。
最初一発目は udemy で培った自信も砕かれるかもしれませんがそれでいいと思います。

私は1回目は50点もいかなかったです。

その後にしっかり復習し2回目の Killer Shell でしっかり対応できれば合格確実です。

補足としてこれらを実施するときの注意点ですが、公式サイトのみを参照するように他のサイトは見ないようにしたほうがよいです。

理由としては、本番では公式サイトの閲覧は許可されており実際マニフェストファイルの作成などで絶対に見ることになり、何がどのページに書かれているか把握しておくことは回答スピードに影響するからです。

当日の焦りもなくなるので学習と並行してドキュメントにも慣れ親しんでおきましょう。

また、これはこれから始めて kubernetes を始める方向けとはなりますが、私は Udemy に取り組む前に次の書籍に取り組みそもそも kubernetes ってなんぞやという基本の理解を深めました。

これをやったからといってCKAに受かるわけではないですが、入門としては非常におすすめなのでほんとにゼロから受けるという場合は参考にしてください。

受験時当日の注意

受験の当日についても注意が必要だったのでこちらも共有。

受験における注意事項はハンドブックに一通り書かれていますが、中でも受験場所の確保は事前にしておく必要があります。
条件として次のように記載されています。(一部抜粋)

  • 表面の上に紙、筆記用具、電子機器などの物体を置かないこと
  • 試験面より下に紙やゴミ箱などの物体を置かない
  • 紙やプリントアウトしたものを壁に掛けない
  • 十分な明るさのある空間
  • 候補者の後ろに明るい照明や窓がない
  • 過度な騒音が発生しないプライベートな空間であること

実際の受験時にはカメラで周囲を映すようにチャットで言われます。

加え「手首や首、耳に何もないつけていないこと」「近場に電子デバイスがないこと」「机の下に何も無いこと」なども確認されました。

私の場合は自宅だと絶対に要件を満たせそうになかったので(笑)、会社の会議室を予約し誰も試験中に入らないように鍵をして受験に挑みました。

あと、身分証求められるのですが、私の場合は運転免許書のみでOKでした。

最後に

という感じでCKAに無事合格ができてホッとしています。
次はここから派生して Linux 系の資格の取得を目指したいなぁと考えています。
まぁしばらくはだらだらさせていただこうと思います(笑)

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

では。

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