どうも、エピックです。
最近アウトプットに関する本を2冊ほど読んだので、個人的にポイントだなと感じた点をまとめてみます。
アウトプットとは?
アウトプットとは、自分の持っている情報や知識、考えを自分の外へ発信することを言います。
みなさんがアウトプットと聞いて思い浮かべたもののほとんどがアウトプットとして位置づけられると思います。
例えば、仕事での企画書の作成・顧客向けのプレゼンテーション・ノートへの書き出し・Twitterへのつぶやき等、形は違えどこれらはすべてアウトプットです。
アウトプットの反対の言葉でインプットという言葉があります。
インプットとは自分の中に情報や知識を取り込むとことであり、アプトプットとはそれらを自分というフィルターを通して現実世界に対して発信することと捉えることができます。
「読む」「聞く」「体験する」をインプットとした場合、「書く」「話す」「行動する」がアウトプットとなります。
アウトプットのメリット
アウトプットをすることで、たくさんのメリットを享受できます。
「アウトプットをしないなんともったいない!」と感じるくらいです。
下記にメリットについて簡単にまとめてみます。
記憶への定着
アウトプットは、情報の記憶への定着を助けます。
どういう原理かというと、アウトプット(「書く」「話す」「行動する」)は運動であり、通常の意味記憶とはことなり、運動神経を使った記憶「運動性記憶」として作用します。
いわゆる「体で覚える」という感覚です。
意味記憶とは異なり、運動に伴い脳の中のたくさんの神経細胞が働き作用するためより記憶に残りやすくなります。
思考の整理
アプトプットするということは、一旦自分の得た情報や知識を自ずと整理することとほど同義です。
自分の中に取り込んだ情報を外へ発信するということは簡単なことではありません。
本を読んで、いざ説明をしてみようとしてもなかなか要点がまとまらないものです。
また、プレゼンテーション等で人前で話す際に、事前準備を怠り要領を得た説明が出来なかった経験をお持ちのかたもいるでしょう。
相手がいて自分の考えを伝える必要がある場合のアウトプットでは、その前段階として情報・考えの整理、「これはどういう意味なのか」という自問自答が行われます。
つまり、アウトプットという機会を設定することは、情報への複数回にのぼるアクセスが行われるとともに情報の再構成が行われるため思考の整理に繋がります。
新たな発見
アウトプットをするということは、それを受け取った相手からのフィードバックを期待出来るということです。
そのフィードバックは、自分の知識を強化出来るもの・足りない知識を補うもの・知識を訂正するもの等内容は違えど、新たな発見となることに間違いありません。
SNSが発達し、意見を伝えるのが非常に容易となりました。
そのコミュニケーションは、今やリアルタイムで行われています。
もし、あなたが何かのアウトプットをすればそれに対して、共有感であったり、批評であったり様々な情報を持ってフィードバックをしてくれるはずです。
もしかしたら、それが文章にとどまらない大きな機会を得るきっかけとなるかもしれません。
パーソナルブランドの確立
絶えずアプトプットを続けることは、あなたの知名度を広げ、「信頼」というすばらしい価値につながっていきます。
この価値は、〇〇ブランドではなく、あなたというブランドを創造します。
このブランドは、あなたに多くの機会と経験を与えてくれるものになるはずです。
最近では、個の時代が近づいてきているとよく言われています。
これは、企業に頼った生活ではなく、個人として仕事をしていくことが必要になってくることを示唆しています。
パーソナルブランディグとは、まさしくこの個を生き残っていくために必須な考え方であるのではないかと考えています。
自己成長
上記の項目をすべてまとめると、この「自己成長」というワードに帰結するのではないと思います。
自己成長は、正のサイクルによりおこりますが、アウトプットは正のサイクルのそのものです。
- アウトプットをすることで自分の行動が変化する
- その行動により周辺の人・影響を受けた人からのフィードバックが得られる
- その情報をインプットし、アウトプットを作り出す
このサイクルの結果としてもたらされるのは「変化」そのものです。
「最近暇だな」「何かしたいな」という人は、とりあえずアウトプットを始めて見るほうがよいかもしれません。
個人的に好きな稲葉浩志さんの「水路」という曲下記のような歌詞があります。
流れるこの時を綺麗なままでとめてしまうなんて悲しい勘違い
見知らぬ世界へ放り出されてみればいい
明日を手繰り寄せる
今を始めるしかない
稲葉浩志「水路」歌詞より
何か刺激がほしい時が新しいことを始めるよいタイミングだと私も思います。
最初のアウトプットをする
最初のアウトプットと記載しましたが、おそらく今まで全くアウトプットをしたことがないという人はいません。
なぜならアウトプットとは「書く」「話す」「行動する」なのですから。
とすると、もしそのように感じる人がいれば、それは単純に周囲からのフィードバックを求めているのではないかと思います。
もしそうだとすれば、0〜創造するアウトプットではなく、相手のアウトプットに対するフィードバックの形でのアウトプットをするのが良いと思います。
TwitterやYoutube等いろいろなところで匿名でのコメントが可能になっています。
それを利用し、自分の感想も含め誰かのへ向けたアウトプットをしてはどうでしょうか。
アウトプットは7割、継続が大事
インプットとアウトプットの黄金比は、3対7でありこの割合がもっとも記憶定着に効果的だそうです。
だそうですとしたのは、私が元ネタを見つけることができなかったため確証が無いためです。
ただここで知っておくべきなのは、「アウトプットの割合はインプットの割合よりおおいべきである」という点です。
私もそうですが、小・中・高(・大)と生活してくる中で、インプットいわゆる受動的な学習がほとんどであり、テスト・試験等は学期に1、2 度あるのみでアウトプットの場は限られていたということです。
まず、意識的にアウトプットをする場を増やす必要がありそうです。
また、アウトプットはすばらしいぞと書いてきましたが、継続しないことには意味がありません。
継続は難しいですが、もっとも効果的な継続のコツは人を巻き込むことにあります。
家族・知り合いに時間を作ってもらう、友達と一緒に始める等人を巻き込むことで外からの圧力が強まり継続が現実的になります。
15ヶ国語をマスターしたことで知られるハインリヒ・シュリーマンも、ロシア語の勉強の際は話を聞かせる相手を雇ったとどこかの本で見ました。
最悪このような方法もありかもしれません。。
最後に
最近感じるのはやはり「個の時代」はくる、そして「個人を名乗れない人にとっては厳しくなる」のではないかと言う予感です。
最近はコロナウィルスでリモートワークが一部で加速しておりますが、その中で感じるのは組織への帰属の希薄感です。私だけならいいのですが、ほとんどの人がそう感じているのではないかと思います。
加え、組織は少人数で十分回るということが分かってしまったということです。
ここから導き出されるのは、少数精鋭の部隊であり余分な人材の切り捨てです。現在は、銀行など一部の領域でのみ目立っていますがもしかしたら…なんて考えてしまいます。そうならないように自分の外への主張(アウトプット)を意識していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では。